昨年の後半から世界経済の減速・後退感が高まってきており、景気下支えのために各国が利上げから金利据え置き、さらに利下げへと金融政策を方向転換しているため、各国の長期金利も下落が続いています。
国債というものは、日々、国債市場で取引されていて、国債の価格と利回りは反対に動く関係にあり、国債が買われて価格が上昇すると利回りが下がり、国債が売られて価格が下落すると、利回りが上がるようになっています。
最近は日本、アメリカ、ドイツなど主要国で 長期金利が軒並み下落しています。
債券市場では長期金利が6月18日以来の高水準を付け、パウエル米連邦準備制度理事会議長の議会証言を控える中、7月の米大幅利下げ観測の後退を背景とした持ち高調整に伴う売りが継続したとみられています。