そもそも金利とは「お金の賃借料」のことで、お金自体は、モノやサービスを売り買いするために利用しているのですが、このお金が不足している場合、他人からお金を借りるということがあります。
そしてお金を借りた場合、そのお金を返すときには、借りた分のお金に上乗せして「貸してくれたお礼」としていくらかのお金も余分に支払います。
このいくらかのお金が「金利」というもので、お金を借りたときの賃借料というわけです。
つまり、お金の余っているところから、お金の足りないところがお金を借り、借りたときに支払うことになるのが「お金の賃借料」、つまり金利となるのです。
さて、この借りたときには、約束した返済日に借りたものプラス賃借料を上乗せして返すという仕組みは、一体いつから始まったのでしょう?
実はこの仕組み、ここ近年で生まれたというものではなく、古くは8世紀頃の古代日本にも存在していたのだそうです。
とはいえ、この場合は「出挙(すいこ)」といって、国や地主などが農民に稲を貸付け、収穫時には賃借料を上乗せして返済させていたのだそうです。
この場合、お金ではないにせよ、稲や種であってもその当時であれば、価値のあるもの(もちろん現在も価値のあるものなのですが)だったので、貸す側からすれば、タダで貸すわけにはいきませんよね。
そもそもそれが戻ってくる保証もありませんし、双方にメリットがなければ、契約は成立しませんからね。
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